Ino.70 アニナガサレ島 - シマナガサレ
カジュアルミディアムパスワード付ロール重視ゲーム重視無言OK
アニナガサレ

Ino.70 アニナガサレ島

身内向けゆるゆる島

STATS

13人 / 人数

カジュアル / 難易度

ミディアム / 広さ

OVERVIEW

 




     あ に あ つ め



    ※ 兄以外もあつめられている。
 

チャットとメッセージ

ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。


2023-07-25 23:59:07 Eno.502 -> Eno.344
夜伴

去っていく背中をぼやける視界で見送った。

ありがとうという言葉は不明瞭で、ちいさくて。
だからおそらく届きはしなかっただろう。

背の暖かさを忘れないよう自分の身を抱き、夜伴は眠りに落ちた。

その暖かさはきっと、ずっと忘れない。

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2023-07-25 23:43:18 Eno.368 -> Eno.559


   ︙
   ︙

乗り込んだ救助船は全員を元の世界へ送り届けてくれるらしい。
その聞き取りで5人のうち笠居だけが別の世界から来たことがわかった。

世界を渡る方法自体はこちらの世界にもある。
安全な召喚術も確立している。
たが一般人の笠居をこちらに招く理由も、こちらから赴く意義もない。

つまりこの紙切れはまったく無価値で無意味だ。
だけど意味がないからこそ餞別くらいにはなるかも知れない。
これもまた気紛れである。


別れ際、「お元気で」と短く交わす言葉と共にメモを渡す。
『イブヤザカ環境エネルギー開発研究所 富士杜一斎』
その住所や連絡先が書かれた手帳の切れ端だ。


……もし裏返してみることがあれば、感情の見えない細やかな筆跡で
"色々とご馳走様でした。またいつか飲みましょう"
と、小さく添えられていることに気付くだろうか。

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2023-07-25 23:14:44 Eno.368 -> Eno.559
イツキ

おや、と笠居の方を向く。
手には先ほど他の皆に配ったサンドイッチ。

言葉にはされなかったが、分配を察して気を遣わせたのかも知れない。
秘蔵のフレンチトーストまで出されては遠慮するのも憚られた。

「……それならお茶を淹れましょうか。
 あの島で採取した葉です。カモミールに近い種のようですよ」

ちょうど荷の整理をしていて余していたところだ。
特別変わった葉ということもないし、
笠居とはこれで最後だろうからここで飲んでしまう方が良いように思えた。

切り分けられたサンドイッチを受け取り、二人分のお茶を淹れて。
じわりと滲むフレンチトーストの甘さを味わう。

いつかの夜と同じように、穏やかな時間が過ぎていった──。

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2023-07-25 23:08:48 Eno.604 -> Eno.486

「ああ、凄く綺麗」

空にかざして光を当てると上品なピンクゴールドが淡く輝く。

「大事にするよ、この島で君からもらったもの全部」

ヤシの実の器だって、これだって。
特別な貴方からのかけがえのない友情の証なのだから。

貴方に引っこ抜かれてから奏の無人島生活はとても楽しい物だった。
島は沈んでいったけれど、この夏の思い出や出会いがずっと人生の宝物になるだろうと思う。

お揃いの虹色はそれを約束するかのようにキラキラと光り輝いていた。

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2023-07-25 23:01:35 Eno.604 -> Eno.486

「あ、そうか……いやそれも違くてぇ!」

ゆるく突っ込みを入れると今度は噴き出すように笑う。

「あは……あははは!うん、受け取ってくれてありがとう」

肩を寄せ合い猫のように互いにスリスリと頬を合わせて友情を確認すると自分もちょうどいいサイズ感の指を探してそこに指輪をはめる。

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2023-07-25 22:54:07 Eno.559 -> Eno.368
笠居

いつの間にか部屋に届けられていたサンドイッチ。
添えられたメモの差出人を探して、船内の何処か、あなたの下へたどり着きました。

あのサンドイッチはバスケットに4個入りで、この救助船に乗り込んだのは5人。
短い付き合いの中でもいくらか察したあなたの性質も加味した算数はどうやら正解だったようで。

「最後なんですし、せっかくならご一緒にどうですか?」

取り出したのは、おなじみのミートクラブハウスサンドと、それから。

「じゃ〜ん。秘蔵のフレンチトーストです。
 秘蔵というか、宴会には向かないかなってタイミングを逃しちゃっただけなんですけどねぇ。」

言いながら、いつかのように既に切り分けられていたそれらをあなたに手渡したでしょう。

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2023-07-25 22:49:27 Eno.543 -> Eno.344

「おかげで研究を進められるよ」

この留学でわかったことがある。研究はやはり……退魔師、怪異、その生命に触れることになるだろう。咎人狩りが動き出す前にこの研究を完成させなくては。
もし、間に合わなかったとしてもいつかは完成できるようにする。それがこれからの自分「八雲渡」の仕事だ。

「〜♩」

荷物を持って帰れそうで本当に良かった!今日くらいは酔ってもいいかもしれない。お土産の山から立ち上がり、祝い酒のおかわりに向かった……

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2023-07-25 22:46:34 Eno.543 -> Eno.344

「はぁい。いってらっしゃい〜」


手をひらひらと振って見送るだろう。
疲労で行き倒れたり溺れかけたり…今思えば普通に窮地だ。それを助けてくれた人、という事実は人でなしの心にも「恩」らしきものを生じさせた。

「(最初に見た時は、えらく大柄な侍だと警戒したけど…存外良い人だったね)」

自分は比較的長身だが、それを遥かに上回る体格だ。ひょっとすると彼が住む世界の住人自体がそこそこ大きめなのでは?などと思いを馳せ、配られた杯に口を付ける。

酔いが回るほどの量ではなく少し心地よいくらいの気分だ。
ふう、とため息をついてしみじみと独り言ちる。



「色んな人に世話になったねぇ」


拠点の充実ぶりは素晴らしかった!今までの旅路で、ここまで充実したことがあっただろうか?そういえば力仕事も雨ケ谷さんが頑張っていたなあ。
荷物も……大事なのは回収できた。赤い髪の少年や、お侍さん2人と黒い猫が助けてくれなければ成し遂げられなかっただろう。

「ふふっ、ありがとう雨ケ谷さん。そして、みんな」

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2023-07-25 22:07:15 Eno.486 -> Eno.604
セキ

「おわ、おもしれぇ形の貝だ。へぇ~~色もキレーだなぁ!
 オレにくれるのか?奏の手作り?すっげぇ名前入りだ!!」

それは確かに手作りなのだと一目瞭然だった。
作りは粗いのかもしれないが、それでも心を込めて作ってくれたのだと十分に伝わる細工が施されている。
それだけでどんな高価なお宝よりも価値があるモノとなっている。

「さんきゅうだぜ奏!オレも大事にするな!!めちゃくちゃ嬉しいぜ」

人間が作り出す様々なモノに興味があるけれど、特に今気に入っているのは装飾品である。
既製品の整えられたのもいいが、それよりも友達が手作りしてくれた味のあるアクセサリーのほうが断然勝る。

「何いってんだよ、使うに決まってるだろ」

有言実行。貝のネックレスを首にかけ、あなたの肩を抱いてこつんと頭を寄せる。
なんなら調子に乗って頬までくっつけてうりうりと喜びを表したかもしれない。

「ありがとな」

最高な島で最高の親友から最高の土産を贈られ、漂流はしたけれど最高な夏の思い出となった。

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2023-07-25 22:02:09 Eno.486 -> Eno.604
セキ

「???」

そうなのか?奏はオレのお嫁さんになるのか?
という顔で慌てふためいているあなたを不思議そうに見つめている。
そして口を開けば、

「奏は"男性体"なんだから、『お嫁さん』じゃなくて『お婿さん』ていうんじゃね?」

オレは知ってるぞ。へへん。
みたいな空気感で訂正しているがツッコどころはきっとそこではない。

ツッコみ不在のままかと思われたが、どうやら違うらしい。
何が違うのかまだよくわかってはおらず疑問符はでっぱなしで首を傾げていると、今度は己の手にネックレスが乗せられた。

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2023-07-25 21:32:06 Eno.604 -> Eno.486

「あ、いや、そうじゃない!そう言う事じゃないわかってる!」

慌てているのはどうやら違う事らしく。
もぞもぞとポケットから革ひものネックレスを差し出した。

「僕からも~……あるんだけど
 出来が違い過ぎて、そのぉ……」

ばつが悪そうに、それでも思い切って貴方の手にそのネックレスを乗せる。

「指輪有難う、大事にする。
 それは、えっと……使わなくてもいいからお土産」

それは、夜光貝を磨いて作られた虹色のペンダントトップとその辺の金属片を叩いて伸ばして貴方の名前がほられたネームプレートが一緒になって革ひもの先についている粗末なアクセサリー。全てが不器用で貴方の物と比べるまでもない出来のもの。

「誰かに教わればよかったんだけど……内緒だったから」

そうやってひとしきりもじもじした後「僕が作った、の」と小さく呟いた。

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2023-07-25 21:15:37 Eno.604 -> Eno.486

「船酔いはセキの方が~サスサスする?」

背中をさするかのように手を伸ばしてポンポンと。
今は酔ってないようで安心…………ん??

「……オタカラ」

ぽんと手の上に乗せられたのはとても美しいピンク色の指輪。
どうみても、どうみても最高級のお宝なのでは

いやそうじゃない、これは、ええと……

「え!僕セキのお嫁さんになるの?!

勿論そうでもないだろうが。
あわわわと慌てふためいて見せた。

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2023-07-25 20:52:04 Eno.344 -> Eno.543
雨ケ谷

「そういうことであれば遠慮なく貰おう」

意図なく出来上がったものにしては奇抜だとは思うものの、別段着る予定があるわけでもないので構わないだろう。
物証としての役目が終わったら知り合いへの土産にでもするかと几帳面に畳んで受け取った。

「研究者らしい気質だな。
度が過ぎれば身を滅ぼすことにもなるだろうが、必要な資質でもあるのだろう。
貴方からしてみれば必要不必要の問題ではなく、それが当たり前なのだろうとは思うが」

人命より別のものを優先する姿を知っていても、妻へのお土産をせっせと用意している姿を見てしまえば単なる優先順位の違いなのだろうと悪感情を抱くことはない。
しかし、それはそれとして状況によっては敵対することにもなりえそうな御仁だ。
なんとなく作る物から普通の研究手法だけではない気配がするのだ。
二度は出会わないほうが良さそうではあるが、少なくともここでは平時の立ち位置を持ち込む必要もない。

そう思えば、単純に愛妻家(恐妻家?)で研究熱心な好ましい人物として見ることができた。

「では着物も返せたことだし俺はそろそろ宴会に戻る。
物証はありがたく貰っていく」

そう言って七色に輝く羽織をしまい込みつつその場を後にしただろう。

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2023-07-25 15:31:05 Eno.486 -> Eno.604
セキ

──島影は水平線の彼方へと消えた頃、甲板で海を見ながら物思いにふけっている様子のあなたの傍へと寄っていく人影がひとつ。

「おっす~奏。船酔いとかしてねーか?」

心配の声をかけながらあなたの隣へと並び立つ。
そういう自分は最初のうちはかなり酔っていたようでうんうん唸りながら呻いていたのだが、今ではすっかり慣れて平然としている。

「奏、これオマエにやるよ」

唐突にあなたの手を取ってその平におもむろに小さな何かを乗せる。

「一緒に離島探索したときに拾ったやつなんだけどよ。
 汚れ落としてみたら結構キレーな造りしてたんだ。
 でもオレよりも奏に似合いそうだな~って思ったからさ」

あなたの掌にあるのは綺麗になったピンクゴールドのテンションリング。
中央に固定されている宝石が太陽の光に反射して七色に煌いている。
サイズからして女性物の指輪なのだろう。
あなたの細そうな指でも入るのかはわからないけれど、貰って欲しいようだ。

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2023-07-25 15:01:10 Eno.486 -> Eno.604
セキ

明朝──…どころか思い切り寝入ってしまい、目を醒ますとすっかり太陽も昇っていた。

昨夜言葉にした通り、寄り道することなく来た時同様に共に橋を渡って本島の拠点へと帰る。
その道中、何枚か撮れた写真を半分こずつ分け合って所持することにしたようだ。
あなたの変顔が強烈な一枚に大笑いして、『これはオレが貰う!』と有無を言わせず己のものとしたりしたとか。


拠点に戻り保護者と対面すれば、怒られてしまったのか案外そうでもなかったのか……
どちらにせよ、赤髪の青年は思い立てば懲りずにきっとまたあなたを連れ出すのだろう。

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2023-07-25 14:21:48 Eno.368 -> Eno.645
イツキ

「そう……わかった」

なら自室に置く方がいいな。今の部屋は異様にセキュリティが高いし、
彼のことはまだ上には伏せておく方が良い気がするから。
"悪魔"というのが見つかればまた話は別だけど……。

「失くさないよ。ずいぶん高価そうだし、
 返せるようになるまで丁重に保管しておく」

本来ならポケットから乱雑に出てくるようなものには見えない。
あまり詳しくはないが、これが祈りに使うものというのは知っている。
悪魔祓い……かは分からないが、
悪魔を探す彼が持たされているのなら深い意味があるように思う。
そうでなくても物の扱いは丁寧な方だ、適切に管理できるだろう。

ともかく、時間や保管についても了承して
面倒にならない範囲で協力することを約束した。



──それからも会えば他愛ない会話はあったはずだが
もともと互いに淡白な性格だ。
別れは至極あっさりしたものだったかも知れない。

ヴィクトルが一足先に船から離脱し未来へ帰るとき
男は「またね」と短い言葉で見送っただろう。

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2023-07-25 12:36:08 Eno.604 -> Eno.486

完全に寝入ったその顔を体を起こして覗き込む。
閉じられた瞳にかかりそうな赤い髪を指で払ったり……頬をゆるく突いたりして起きない程度に悪戯をする。
もしかしたら少しだけ起こしてしまったのかもしれないけれど、そうしたら自分も寝たふりをしたりしてやり過ごしたのだろう。

しばらくの間そうしてその寝顔を覗き込んでいた。

「……他意とかあるはずないよなぁ、君はいいやつだ」

最初はそう、距離感に驚いて。
そのうちにその純粋さに安堵して。
友達と呼んでも許されるのであろうかと何度か迷って。

「こんなだもんなぁ君。ちょっと心配になるよ」

安心して眠る姿は自分を信じてくれているのだとわかる。

「友達かぁ……」

困っちゃうな、僕個人にこんなに大事な物が出来ちゃうのは。
それでも……

それでも、いいか。
それくらいはきっと、現実に許されてもいいのだろう。

「おやすみセキ、いい夢を見てね」

もう一度その腕の上に首を乗せてぬくもりを享受すると今度はきちんと目を閉じた。

明日も晴れるといいな。

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2023-07-25 12:25:36 Eno.543 -> Eno.344

『Poverty of goods is easily cured; poverty of soul, impossible.
…… 物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない』
… 大切にしてる言葉だ」

古風な和服には似合わぬ程、流暢な声で。流される前はこういった言葉を話す人々と暮らしていたのだろう。

「気になったことは片っ端から試したくなる質でねえ。多少物資が限られていても、好奇心を満たさないと飢えてしまう…そういう魂だ。
染色の実験の副産物だから気にせず持っていっておくれよ」

自分の手間暇は考えてないようだ。好奇心のままに自由に生きている……そんな在り方が、伝わるかもしれない。

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2023-07-25 12:19:56 Eno.604 -> Eno.486

冗談じみた話で盛り上がり、貴方に続いてその隣に寝転べばそこにあったのは貴方の腕で。

「ん……?」

不思議な感触に延ばされた腕と貴方の顔を交互に見やれば、ただ貴方が温めてくれようとしている事をその言葉で知って。

「そっか…………君ってばとても物知りなんだね」

そんな言葉をようやく紡いで、瞳を閉じる。
貴方の気持ちに他意がないのなら甘えてしまう方が正解だとそう思ったから。

「心配かぁ……されてたら怒られちゃうね……」

寝入りそうな貴方の声に同じようにゆっくりと言葉を返すと
薄っすらとまた目を開けて、貴方が眠りにつくのを見守った。

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2023-07-25 11:37:55 Eno.543 -> Eno.344

報告は大事。うんうんと頷く。自分が作ってる旅のお土産だって物証として作っているのだ。

「手間?ああ、かかった時間と物資はどうでもいいんだよ。
何ができるのか試したくて作った物だからさ。証拠という用途がある君が持っていた方が良いでしょう」
大したことではない、キョトンとした顔で目を合わせる。

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2023-07-25 09:19:34 Eno.486 -> Eno.344
セキ

「うお~~か・ん・せ・い・だぁ~~!!!
 アニキさんきゅう~~!オレでもやれば出来るもんなんだな……」

若干うるりと瞳が湿った。
プリン自体の成型は不格好ではあるが、プリンアラモードの見た目にはなっているようだ。

「やっぱ最初はアニキにも食べてもらいてえな」

そういうとあなたにも手作りのスプーンを差し出し、受け取ってもらえたならば自分もスプーンを構える。
互いにプリンを一欠けら掬い上げ『いただきまーす』と元気よく声を張り上げてぱくりと口へと含み食む──

「まっっっずっっ!!??」

それはもうとても残念な結果を意味する言葉が響き渡ったことだろう……。


──結局、赤髪が調味料を間違えていたことがわかり原因は判明したが、作り直す時間はないと判断し再挑戦は諦めることとなった。
その際に『いつか完璧な美味しさに仕立ててもう一度アニキに食べてもらうんだ』と固く誓い約束をしたことだろう。

それが果たされるのがいつになるのかはまだわからないけれど、いつの日かひょっこり手製のプリンアラモードを持ってあなたの前に現れる日が訪れる……かもしれない。

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2023-07-25 09:16:56 Eno.486 -> Eno.344
セキ

──小型ながら自作の脱出船が完成した。
島に流れ着いてから色々と制作はしたが、船造りが一番達成感を覚えているかもしれない。

おかげさまで充実感はたっぷりだが体力はへとへとになってしまった。
使い切らないようにと事前に忠告されていたのに、張り切りすぎてしまったようだ。
それでもお菓子作りを教わるのは最後の楽しみにしていたのだからへばってしまうわけにはいかない。

よたよたと覚束ない足取りながらもあなたの元へと向かい、残された時間で『プリンアラモード』の作り方を伝授してもらった。
きっとあなたは丁寧に説明を施し、使われる材料の分量も目安ながらも的確に指示してくれたと思われる。
こちらも疲労感を滲ませながらも一言一句聞き逃さず不慣れな手つきで励んだことだろう。

……ただ、あなたが視線を逸らした時にそれは起こった。
ふらつく頭には砂糖だと思ったものが塩であったし、赤い木の実を添えたはずがよく似た赤いあやしいキノコであったり……
と、他にも工程が進む中いくつか取り違えミスが発生していたかもしれない。
それは意図されたものではなかったゆえに気づかぬまま……

『セキ手製プリンアラモード』が完成した!!

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2023-07-25 02:23:02 Eno.344 -> Eno.543
雨ケ谷

「いないあいだ職場に迷惑をかけているだろうから報告は必須だろうな」

社畜の定めである。これは時代が違えどもわかってもらえるのではないだろうか。

……取り出された派手な羽織に表情は変えないものの、少し胡乱げな雰囲気で見ている。

「個性的な羽織だな。
……しかし手間は随分とかかっているようだが、物証扱いでもらっていっていいものなのか?
こちらとしては確かに複数の素材が使われている方がいいが、わざわざ作ったのだろう?」

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2023-07-25 01:50:46 Eno.645 -> Eno.368
ヴィクトル

「どこかに仕舞っておいてもいいよ。
 それがあるところに送るから。
 ちょっと時間かかるかもしれないけど」

今から戻って、送る為の端末を用意してもらわなければならない。
正直に全部話していたら許可は出ないだろうが、そこはそれ、秘密裏にやってくれるルートは確保済みだ。
いちいち本部なんか通してはいられない。こちらにはタイムリミットがあるのだから。
とはいえそれを加味しても、イツキのところに送るには時間が必要だろうけど……。

「なるべくすぐに送るよ。
 だから、仕舞っておいてもいいけど失くさないでね。
 一応、僕の私物だし。大したものじゃないけどさ」

本当は大事にしなければならないらしいが、生憎ヴィクトルはそこまで熱心な信仰心を持ち合わせていない。
あくまで物としての思い入れしかなかった。
失くすなとは言ったけれど、紐付けしていれば回収することは出来る。
目印だから、持っていてもらわないと意味がないだけで。
だからまあ、預けること自体には何の問題もない。

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