Ino.70 アニナガサレ島
身内向けゆるゆる島
STATS
13人 / 人数
カジュアル / 難易度
ミディアム / 広さ
OVERVIEW

あ に あ つ め
※ 兄以外もあつめられている。
FACILITY
-
施設名
説明
場所
-
拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
愛用のソロキャン用
(元施設:拠点)- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
狼煙
- 煙を高く上げるために工夫された焚き火。救難要請施設として機能し、設置ごとに遠くの船に救助される可能性が上がる。
砂浜
-
疲労がポンと飛ぶ?(ドラム缶風呂)
(元施設:ドラム缶風呂)- ドラム缶に海水を入れて沸かしたもの。設置場所にてアクション『お風呂』が使用可能になる。
また、時間更新時の不調にかかる確率を少し下げる。(重複無効) 拠点
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
拠点
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
森林
-
窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
拠点
-
いい音がするやつ
(元施設:雨水回収装置)- シートを広げ、雨水を効率よく集めるための装置。雨天時の時間更新後に確認することで雨水を獲得できる。
拠点
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
お手製ぴよちゃん用罠
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
ブービー罠
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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なんかとるやつ(by多比良)
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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赤羽根の罠
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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雨ケ谷製罠2
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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雨ケ谷製罠3
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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雨ケ谷製罠4
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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安全トラバサミ
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
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漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 岩場
-
漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 砂浜
-
漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 岩場
-
採取一揃え(八雲)
(元施設:漁罠)- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 岩場
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キリガヤお手製漁罠
(元施設:漁罠)- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 離島
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
100人乗ってもイナフ物置
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
100にゃん乗っても大丈夫物置
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
ハァイ!(蓋が開く)
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
趣のある高床式
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫2
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫2 ~木製蔵~
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫ム
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
灯台
- 石を積み火を焚くことで、遠くへ明かりを届ける簡易的な灯台。
救難要請施設として機能し、設置ごとに遠くの船に救助される可能性が上がる。 拠点
-
巨大なマ兄神の周りに11の人々と3匹の生物と謎の仮面を模した像
(元施設:石像)- 大量の石を積み上げ削り建てられた石像。特に効果はないが、島のモニュメントに相応しい大規模な建造物。
拠点
-
さすらいのラビット号
(元施設:小船)- 材料を集めて作った、お手製の小船。設置することで、中規模以下の島なら脱出の準備を整えることができる。
拠点
-
書き置き
- 誰でも書き残せられるように置かれた筆記用具。拠点に置くことで、拠点で書き置きを行うことができるようになる。
拠点
-
石臼
- 大きな石に溝と穴を彫って擦り挽きできるようにしたもの。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
拠点
-
みんなの岩風呂
(元施設:岩風呂)- 穴を掘り舗装をし、真水を入れて沸かしたもの。設置場所にてアクション『お風呂』が強化された状態で使用可能になる。
また、時間更新時の不調にかかる確率を下げる。(重複無効) 拠点
-
舗装された煉瓦の道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
拠点
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
森林
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
砂浜
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
離島
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
岩場
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
漂着船
-
どかんと撃つやつ
(元施設:大砲)- 大きな弾を打ち出すための古典的な臼砲。設置した場所でアクション『打ち上げ花火』が使えるようになる。
拠点
-
狩猟用テント
- 森林の中で動物を見張るために置かれた狩猟用のテント。森林に設置することで狩猟の成功率が上がる。
森林
-
壁材
- 拠点を補強するための壁材。拠点に置くことで拠点強度を+1し、拠点内にいる限り強い風雨による影響を無効化する。
拠点
-
みんなでいただきます🍽
(元施設:シェアテーブル)- 何かをシェアするのに有用な、設置した場所で不思議な拡散効果をもったテーブル。
アクション『シェアテーブル』を使用することができる。 拠点
-
花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音は救難要請として強く機能し、打ち上げごとに遠くの船に救助される可能性が大きく上がる。
拠点
-
花火(牡丹)
(元施設:花火)- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音は救難要請として強く機能し、打ち上げごとに遠くの船に救助される可能性が大きく上がる。
拠点
-
花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音は救難要請として強く機能し、打ち上げごとに遠くの船に救助される可能性が大きく上がる。
拠点
-
🌟無限の彼方橋🌟
(元施設:浮桟橋)- 浮きになる構造物を繋げて錨で固定した即席の橋。海を挟んだ離島へ行けるようになる。
この施設は設置時自動的に離島エリアに設置される。 離島
-
輪になって集まろう(キャンプファイア)
(元施設:キャンプファイア)- 土台に木々を組みあげて焚き火をより扱いやすくしたもの。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
また、アクション『あたたまる』が開放される。 拠点
-
キャンプファイア
- 土台に木々を組みあげて焚き火をより扱いやすくしたもの。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
また、アクション『あたたまる』が開放される。 森林
-
解体台
- きちんとした台と斧を用意することで、解体に専念できるようにしたもの。
設置した場所にて一部のレシピが開放される。 拠点
-
大型蒸留器
- 大きな容器と安定した炎を用意することで、誰でも気軽に水の蒸留を行えるようにしたもの。
設置した場所で一部のレシピが開放される。 拠点
-
氷室
- 断熱性をもち熱を奪うもので敷き詰めたつめた~い空間。
設置した場所で一部のレシピが開放され、さらにアクション『すずむ』が使用可能になる。 拠点
-
ぴかぴかの洗い場
(元施設:洗面台)- 清潔な水と石鹸を用意した簡単な手洗い場。
設置場所にいるとき時間更新時の不調になる確率を下げる。(重複無効) 拠点
TEXT LIST
ぴよちゃんひょうりゅうき①(Eno.486) - 2023-07-09 22:00:07
ぴよちゃんひょうりゅうき②(Eno.486) - 2023-07-11 16:00:11
ぴよちゃんひょうりゅうき③(Eno.486) - 2023-07-12 22:00:13
【-どうでもいい話・1-】(Eno.502) - 2023-07-09 10:00:05
【-どうでもいい話・2-】(Eno.502) - 2023-07-09 16:00:07
【-どうでもよくない話-】(Eno.502) - 2023-07-09 22:00:07
【-どうでもいい話・3-】(Eno.502) - 2023-07-13 22:00:15
【-どうでもいい話・4-】(Eno.502) - 2023-07-14 16:00:16
【-どうでもよくない話・2-】(Eno.502) - 2023-07-20 16:00:26
【-どうでもいいはなし・5-】(Eno.502) - 2023-07-22 16:00:26
【-そのあとの話-】(Eno.502) - 2023-07-22 22:01:15
漂流日記 壱 (続)(Eno.543) - 2023-07-09 10:00:05
漂流日記 〜食べ物編2〜(Eno.543) - 2023-07-10 10:00:09
漂流日記 肆 〜荷物について〜(Eno.543) - 2023-07-19 16:00:28
「漂流日記」~ただいま~(Eno.543) - 2023-07-24 22:00:10
ナガサレました。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-08 22:01:20
どんぶらこ。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-09 04:00:05
でっかいひとと、あとたくさん。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-10 16:00:11
はらぺこ、ふらふら。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-12 04:00:13
報告6(現在地について)(Eno.645) - 2023-07-12 10:00:19
2day-1 mao(Eno.727) - 2023-07-11 04:00:12
day2-2 mao(Eno.727) - 2023-07-12 22:00:18
day4-1 mao(Eno.727) - 2023-07-15 16:00:26
漂着者一覧
- Eno.344
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海上
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賀茂先輩が過労で倒れていないか心配だ
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海上
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- Eno.486
-
- セキ
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海上
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また会おうぜ!
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- Eno.502
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- 多比良 夜伴
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砂浜
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拠点
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海上
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「……ここ、どこ???????」
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- 八雲 渡
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海上
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「かえらなきゃ」
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- Eno.559
-
- 笠居 実
-
海上
-
みんな元気でね~
-
- Eno.598
-
- 澪標
-
海上
-
𑁊^. .^𑁊
-
- Eno.604
-
- 加田住 奏
-
海上
-
生きた心地がする
-
- Eno.645
-
- ヴィクトル・トート
-
海上
-
さてと、……そろそろ帰るか。
-
- Eno.727
-
- 千影マオ
-
海上
-
おった。
-
- Eno.752
-
- 結喜護
-
海上
-
目が覚めると南国におった。何を言ってるかわからないが俺もわからん
-
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
名刺を見て場所を大体把握している様子が確認できれば、「葬儀の際は相談に乗ろう」と営業を持ちかけたりしたかもしれない。
お菓子を作っていたのはそもそもこの男なので、それが子供っぽいという認識はまったく持ち合わせていないようだ。
セキの感覚がわからなそうに首を傾げていたが、そうこうしている内に払拭されたようなのでそれ以上言及することもなかった。
「ああ。お前こそ船造りで体力を使い切らないようにな」
あまりふらふらの状態では作り方も頭に入らないだろうから、体力はある程度残っていたほうがいいだろう。
そう声をかけ持ち場へ戻って行く後ろ姿を見送り、こちらも作業を再開した。
編笠よりさらに細かい細工。
肉球つきのねこの手では絶対に出来ない作業だ。あなたの手によって、錆びた指輪がたった一つの特別へ、魔法みたいに変身していくのを、真ん丸な目で眺めていた。
「にゃあ!」
こんなにちっちゃいのに、とっても綺麗に輝いてみえたものだから、感嘆の声を上げたのも束の間。
微かな音と一瞬の煌めきを残して、その宝物はどこかへいなくなってしまった。
ねこの動体視力でも行き先を追うことはできず、暫くうろうろと物陰や隙間を探し回ったけど、見つからない。
「なぁん……。」
慰めるようにざらざらの舌であなたの指を舐めて。
あなたはそう言ったけど、きっと船を降りるギリギリまで指輪を探して回ることだろう。
︎.*・゚ .゚・*.
…………下船ギリギリに見つけ出した時には、あなたの予感通りきっと間に合わなくて。
だけど、あなたの手の代わりに、ねこの手からねこの手へと渡り、あるべきヒトの指を飾ることになるの…………かも。
.*・゚ .゚・*.
……はずだったのだが、多比良は酔っ払ったまま同じ船におり、
帰る海も同じで結局最後まで一緒らしかった。
船内でその姿を発見したとき、眉間に深く皺が寄ったことは言うまでもない。
──その後、宴会の席で酒を飲んでいたら急に甲板へ引きずられ着火を強請られて。
大砲が花火を打ち出す轟音を至近距離で聞かされる羽目になる。
花火を見上げる楽しそうな横顔をすれ違いざまに盗み見てから
最後の一服をしにその場を離れた。それが彼との静かな別れであった。
「………」
抱き締められ、背を叩かれ、何かよくわからないことを言われ……
困惑している間に多比良は一人納得した様子で上機嫌のまま去っていった。
「………………何だったんだ、一体」
彼を支えようと不自然に持ち上がったままの腕をやっと下ろし、脱力して呟く。
豆苗…?彼の中ではもやしより豆苗の方が上なんだろうか……。
過ぎ去った嵐の方を見て、もう誰もいない空間に「……君もね」と
意味のない形だけの挨拶を返しておいた。
︙
︙
さて、十分に夜も更けたからもう寝よう。
一足先にぽすんっと草のベッドに体を横たえて、あなたも続くようなら後頭部──というよりも首の位置に枕ではない何かの感触があることだろう。
「あのな、人間の体には首にぶっとい血管があるらしくてよ。
そこを温めると冷えるのを抑えられるらしーぞ?だからここに置いとくな」
というぷち知識を述べている。
どうやらあなたの首の裏側に入り込んでいるのは……赤髪の腕。
つまり、若干位置はずれているかもしれないが、所謂"腕枕"と呼んでも差し支えのない形になっているようだ。
体重がかかったとしても草に沈んで緩和され腕にそれほど負担はないはずだ。
そのまま寝入ってもいいし、腕を引っ込めさせても構わない。
湯たんぽ代わりの自覚があるゆえの行動なだけなようだから。
どういう体勢に落ち着いたにせよ、いま考えているのはあなたの保護者のこと。
もしかしたらあなたの姿が見当たらないと探しているかも……と過るが今更ではある。
「……起きたらすぐに帰るか~…心配、してる……かもだ、し……」
ウトウトと瞼が落ちてくる。
「おやすみぃ…奏……また、あしたな……」
傍にいるであろうあなたの存在に心地よさを覚えながら眠りへとおちていった──…
RPGパーティー面子の話しではあなたのロールはどれだったのだろう。
赤髪は『奏は道化師だな』とか茶化したりしつつも、最終的には主人公なのだからと勇者に位置付けたかもしれない。
ちょっとひ弱そうに見える勇者の横には火力に特化した火属性のアタッカーがいつもスタメンだとか。
そんな他愛無い空想話は存外盛り上がったと思われる。
「ははは、確かに。オレたち漂流者なのになぁ……」
それなのに今の状況を"贅沢"だと感じているのは否めない。
星を飲むことを勧められれば、ぱちぱちと二度ほど瞬いた。
己では考えもつかないロマンチックな言い回しをするものだから。
「奏は面白いこというな。よーし、オレも星のんじゃうぞっ」
上体を起こしペットボトルを受け取ればごくごくと喉を鳴らし一口どころか大分飲んだ。
火照った体をクールダウンさせるには丁度いい。
考えていなかった、という顔でポケットを探る様子を黙って見守る。
こちらから提案できることといえば勤め先である研究所の場所を教えるくらいだが、
正体のハッキリしない時空移動者にわざわざ明かすのは憚られた。
彼を疑っている訳ではないし、勝手に調べられる分には問題ないけれど。
と思う間に手段が見つかったようだ。
渡されたロザリオリングを指先で動かし、矯めつ眇めつ眺める。
特に何かの装置という訳ではなさそうだが……。
「……糸。そんなこともできるのか。
じゃあそれまで失くさないように持っておくよ」
転送する座標の目印になるんだろうかと考えつつ、一旦ハンカチに包んで白衣のポケットへ。
連絡のタイミングは予想できないから携帯しているべきだ。
収納場所と方法は後で考えよう。
「はい」
虹色の袖なしシマシマ羽織だ!
「奇妙な草やら木の実やらがあったろう?
なかなか発色が良いものがあってねえ。組み合わせて多色染めにしてみたんだ」
色が混ざらぬよう白地で区分けし染めた結果、やたら鮮やかな虹色の格子模様ができたらしい。
「どうだろうか。良い証拠になりそうなんだが」
「物証?ははぁ、報告がいるんだね。
それだったらこんなどこででも作れそうなのより……」
実験的に作った作品がある。振り分け荷物の箱から別の布地を取り出した。
すくっと立ち上がり、太陽に煌めかせてみた。
「文化を紹介するのが目的だからね……あっ、」
手を滑らせてしまった。指輪は何度か甲板を跳ね……どこかへ消えた。
「ん?こっち側に落ちたんじゃないのか。あれあれ。……もしかして、海に落ちた!?」
もはや、諦めの笑顔。ため息をつけば、再びしゃがんで猫と目を合わせるだろう。
「ごめんね、せっかく飾りをくれたのに。
まぁ、君の方が小さくて物を探すのには向いているだろう。もし見つけて……その時僕がいなかったらアレは君の物にしなさい。
なんとなくだけどさ。船が出たら、すぐに迎えが来そうなんだ」
そんな予感がするのだ。彼女はそういう人だから。たぶん、渡が船にいる間は見つからない。
もし、その後にあなたがキラキラ輝く指輪を見つけたのなら。自分のものにして良いし、派手好きな元同僚猫へのお土産にしても良いだろう。
しっかりと結ばれた「きらきら」は、時空を超えても解けることはないのだから……
「あはは、こんなに。沢山拾ったんだねえ偉い偉い。
……全部のせたら大変なことになってしまうね」
武器になってしまう
どうしたものか、あの人が装飾品を身に付けてることなんて見たことないし……かんざしはウケなかった。となれば、ふむ
「これくらいにしとくかなぁ」
ビーズ状に穴が空いたプラスチック片を選んだ。紐をワイヤー代わりにして固定する。
なんとも質素だが手作り感の溢れる指輪ができた。
「おお、アニキの名刺ゲットだぜ!」
なんて言いながら受け取れば暫しじーっと眺めて、うんうん頷いて無くさないようにポケットへと仕舞いこんだ。
社名に覚えはないが所在地は馴染み深い街にあるようだ。
あの辺か~と呟いたのが聞こえたならば、土地勘があるのだと推察できたことだろう。
「そう、それそれ!ぷりんあらーもど!」
お願いが受諾されたことにぱあっと顔を綻ばせ喜ぶが、羞恥を覚えている様子を指摘されれば若干眉がへにょっと下がった。
「え~…いや、まあ……うん。
別に恥ずかしがることじゃねーのはオレもわかってるけどよぉ~…」
己でもよく分かってはいないらしいけれど、アニキと慕うあなたにお菓子作りの伝授を願うのは子供っぽいと思われるのではないか?と深層心理で恥じているのかもしれない。
強者と認めた男の前では己も勇ましい男でありたいのだ。きっとそういう背伸びした気持ち。
けれど、その相手から『いいことだ』と応えてもらえればそんな恥じらいもすぐに払拭されたことだろう。単純なので。
「とーぜん船が完成したあとでいいぜ。
疲れてるところわりーけど、よろしく頼むぜアニキ!」
島が沈没するまでのリミットは刻々と迫っている。
この機会を逃せば教えを乞えるチャンスはもうないかもしれない。
約束を取り付けられたのであれば、早速作業に戻ると言って『また後で』と手を振りながら持ち場へと駆けて行っただろう。
ワタ(内臓)を変えられては困ると思いつつ、子供みたいな仕草を繰り返す姿を見守る。
普段の嫌味を言われながらであればつまみあげてぽいっと放ったのかもしれないが、酔っ払ってただただ楽しそうにしている様子を見ればわざわざ意味なく邪魔する気は起きなかった。
「正気に戻ったか?」
名前を呼ばれ、酔いが覚めたかと思ったのも一瞬、すぐに再び頭を預けて眠り始めた様子を見て起こすのを諦めた。
「……」
暫くそのままにして宴会の喧騒を聞いていたが、時間がくれば島が沈む前に船に乗り込まなければいけない。
彼のことは、すやすやと眠っているうちにこの男が荷物と一緒に担ぎ上げて船へと積み込んだことだろう。
『おまえも一緒にかえろーな』
あの言葉を聞いたら、
関係ないと他の誰かに任せる気にはなれなかったのだ。
笑顔に軽く手を振って、ぬいぐるみを片手にその場を立ち去る。
せっかく作ってもらったのだ、大事にしなければ。
少しくらいは裁縫も出来るようになるべきだろうか?
そうしたら、もしぬいぐるみがほつれたりした時も、自分で修理することが出来るんだけど。
渡の魔法のような手つきを思い出す。
……同じように出来るとは到底思えないけど、ちょっとは練習をしようかとも思った。
〆
名前を言い切る前に、また肩に額をくっつけるとその体勢のまま寝息を立て始めた。
いつもの態度はどこに行ったのか、安堵して眠る幼子のような顔で寝息をたてている。
島の中での話なら船まで運ぶ手間をかけただろうし、船上ならもたれかかったまま眠るだろう。
どちらにせよ迷惑をかける事に違いはない。
放っておかれなければ、の話だが。
「ごつごつする。帰ったら、いーワタに変えてやろーな」
止められないのをいい事に、抱きついたまま二の腕に触れた。
ふとい。でかい。おまけにみっちり身が詰っている感じ。
雨にでも濡れて綿が固まってしまったか、もしくは偶に抱きしめたまま眠ったせいか…酩酊した頭で考えたって答えはでない。
「こんだけでかいと何袋いるんだろ」
二の腕に続き、首や頬など遠慮なくぺたぺたと触れる。
どこもかちかちのごつごつだ。
ぬいぐるみならば抱き心地は及第点だというのに、何故だか心地よさと安堵感に包まれ眠気を誘う。
うとうとと睡魔に意識を侵食されていく中、頬に唇が触れそうな程に顔を寄せゆっくりと瞬きをしながらまじまじとその顔を見る。
「…あれえ?…あまが、」
その顔は本物の雨ケ谷に見えた。
見えたもなにもその通りなのだが、多分本物なら早々に引き剥がしてくるはず。
…随分都合の良い夢だ。
夢ならば、もう少し味わってもいいだろう。
▽
「こういうの、贅沢っていうのかもしれないね」
言いながらペットボトルに入れた真水を取り出して二人の枕元に置いた。
「ペットボトルの中にも星が落ちてるや」
そう言うと蓋を開けて中の水を一口飲む。
「セキもお星さまのみなよ」
そうして蓋を開けたまま、貴方にそれを手渡した。
貴方の隣に寝転んで同じように空を見上げれば満天の星空だ。
都会では見る事のない星の多さに目をキラキラさせて手を伸ばす。
「ふぁー!!すげーあったけー!」
暖を取った事を怒られる事もなく鼻先から温めてもらえば元気になった模様。
「……ゲームだとパーティで一番攻撃力が高そう
アニシマRPGなら雨ヶ谷さんがタンクで……セキはアタッカー?イツキさんが賢者で、癒しがミオで……」
島の人たちを勝手にRPGのロールに例えてゆく。
良いものが思いつかなくて謎クエストをくれる渉さんなど発想がドンドン脱線したりしたが
「僕のパーティからセキは抜けないな」
一周回ってそこに落ち着いたらしい。
変な事を考えてる間に簡易ベッドに戻った貴方に手招きされていた。
ふわふわとわけのわからないことを言っている夜伴を横目で見つつ、大きかったおにぎりはみるみると体積を減らしていっただろう。
急いで食べている感じはしないが、一口が大きいので減るスピードが早いのだ。
「……」
無事でよかった『あいつ』というのは俺のことなのだろうかと雨ケ谷は考える。
文脈的にはそうとしか受け取れず、ずっとある『何故』という思いが膨らむ。
思えば初対面から変な奴だったが、それも雨ケ谷の知らない事情があるゆえのことなのかもしれない。
人として好かれているとは信じ切れなかったが、善意を感じていることは確かなのだ。
「……ああ」
一緒にかえろーなという言葉にそう短く返し、本心を知る貴重な機会でもあるので好きにさせることにした。
肩口へ頬ずりしている様子は小動物のようで嫌悪感もない。
この間の荷は無事だったと言われて「そうか」と一息つく。
無事な物もあるのであればそれは幸いだ。
尽力したセキも浮かばれるだろう(死んでいないが)。
「礼などべつに……」
そう断りかけたところで自分用の土産を何も用意していなかったこと気がつく。
元より自分用の土産など用意する習慣はないのだが、戻れたときに職場に事情を説明する必要はある。
そしてそのときに証拠になる物はあったほうがいいだろう。
「いや、そうだな。せっかくだしどちらかを貰えるか?
この島の植物は特殊だからそれで染めた物であれば、こんな環境に飛ばされていたという物証になりそうだ」
お花はお気に召したみたい。
むふんとドヤ顔で撫でられている。
「にゃう?(わっかも、きらきら、しますか?)」
どうぞたんまり使って、という風に、残りの素材をジャラジャラと鼻先でつつくようにして差し出す。
指輪もメガ盛りになると思っているようだが、そのサイズに全部を載せたらギガ通り越して昇天天馬MAX盛りかも。
「仕組みと使い方はともかく、チェーンソーアートを学ぶ気はないぞ」
そう言いつつこちらも知り合いが複数いたこともあり、世界や時代が違う者がいる可能性など考えていないため、会う気があれば会えるものと思っているようだ。
そのため懐の名刺ケースから一枚抜いてセキに渡しただろう。
会社のものだが連絡先は載っている。
使われることがあるのかは不明だが、これもなにかの縁だ。
「プリンアラモードのことか。
正確にはプリンを作ったのは俺ではないのだが、教えることは可能だ」
彼の顔を見下ろして恥ずかしがっている様子に気がつく。
「? 何故そう恥ずかしそうにしているのかはわからんが、挑戦してみるのはいいことだろう。
作りたいと思ったなら作ってみればいい。
船を作り終わった後で構わないか?」
もう島にいられる時間もそう長くはないだろう。
船造りの後では体力的にはきつい可能性はあるが、その後おそらく宴会も開くだろうことを考えると他にできる時間はなさそうだ。