Ino.70 アニナガサレ島
身内向けゆるゆる島
STATS
13人 / 人数
カジュアル / 難易度
ミディアム / 広さ
OVERVIEW

あ に あ つ め
※ 兄以外もあつめられている。
FACILITY
-
施設名
説明
場所
-
拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
愛用のソロキャン用
(元施設:拠点)- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。エリア『拠点』が開放される。
この施設は設置時自動的に拠点へと設置される。 拠点
-
狼煙
- 煙を高く上げるために工夫された焚き火。救難要請施設として機能し、設置ごとに遠くの船に救助される可能性が上がる。
砂浜
-
疲労がポンと飛ぶ?(ドラム缶風呂)
(元施設:ドラム缶風呂)- ドラム缶に海水を入れて沸かしたもの。設置場所にてアクション『お風呂』が使用可能になる。
また、時間更新時の不調にかかる確率を少し下げる。(重複無効) 拠点
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
拠点
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
森林
-
窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
拠点
-
いい音がするやつ
(元施設:雨水回収装置)- シートを広げ、雨水を効率よく集めるための装置。雨天時の時間更新後に確認することで雨水を獲得できる。
拠点
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
お手製ぴよちゃん用罠
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
ブービー罠
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
なんかとるやつ(by多比良)
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
赤羽根の罠
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
雨ケ谷製罠2
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
雨ケ谷製罠3
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
雨ケ谷製罠4
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
安全トラバサミ
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
動物が掛かる確率は設置場所によって異なる。 森林
-
漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 岩場
-
漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 砂浜
-
漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 岩場
-
採取一揃え(八雲)
(元施設:漁罠)- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 岩場
-
キリガヤお手製漁罠
(元施設:漁罠)- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
魚が掛かる確率は設置場所と天気によって異なる。 離島
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
100人乗ってもイナフ物置
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
100にゃん乗っても大丈夫物置
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
ハァイ!(蓋が開く)
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
趣のある高床式
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫2
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫2 ~木製蔵~
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫ム
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
灯台
- 石を積み火を焚くことで、遠くへ明かりを届ける簡易的な灯台。
救難要請施設として機能し、設置ごとに遠くの船に救助される可能性が上がる。 拠点
-
巨大なマ兄神の周りに11の人々と3匹の生物と謎の仮面を模した像
(元施設:石像)- 大量の石を積み上げ削り建てられた石像。特に効果はないが、島のモニュメントに相応しい大規模な建造物。
拠点
-
さすらいのラビット号
(元施設:小船)- 材料を集めて作った、お手製の小船。設置することで、中規模以下の島なら脱出の準備を整えることができる。
拠点
-
書き置き
- 誰でも書き残せられるように置かれた筆記用具。拠点に置くことで、拠点で書き置きを行うことができるようになる。
拠点
-
石臼
- 大きな石に溝と穴を彫って擦り挽きできるようにしたもの。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
拠点
-
みんなの岩風呂
(元施設:岩風呂)- 穴を掘り舗装をし、真水を入れて沸かしたもの。設置場所にてアクション『お風呂』が強化された状態で使用可能になる。
また、時間更新時の不調にかかる確率を下げる。(重複無効) 拠点
-
舗装された煉瓦の道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
拠点
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
森林
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
砂浜
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
離島
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
岩場
-
舗装された道
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
漂着船
-
どかんと撃つやつ
(元施設:大砲)- 大きな弾を打ち出すための古典的な臼砲。設置した場所でアクション『打ち上げ花火』が使えるようになる。
拠点
-
狩猟用テント
- 森林の中で動物を見張るために置かれた狩猟用のテント。森林に設置することで狩猟の成功率が上がる。
森林
-
壁材
- 拠点を補強するための壁材。拠点に置くことで拠点強度を+1し、拠点内にいる限り強い風雨による影響を無効化する。
拠点
-
みんなでいただきます🍽
(元施設:シェアテーブル)- 何かをシェアするのに有用な、設置した場所で不思議な拡散効果をもったテーブル。
アクション『シェアテーブル』を使用することができる。 拠点
-
花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音は救難要請として強く機能し、打ち上げごとに遠くの船に救助される可能性が大きく上がる。
拠点
-
花火(牡丹)
(元施設:花火)- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音は救難要請として強く機能し、打ち上げごとに遠くの船に救助される可能性が大きく上がる。
拠点
-
花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音は救難要請として強く機能し、打ち上げごとに遠くの船に救助される可能性が大きく上がる。
拠点
-
🌟無限の彼方橋🌟
(元施設:浮桟橋)- 浮きになる構造物を繋げて錨で固定した即席の橋。海を挟んだ離島へ行けるようになる。
この施設は設置時自動的に離島エリアに設置される。 離島
-
輪になって集まろう(キャンプファイア)
(元施設:キャンプファイア)- 土台に木々を組みあげて焚き火をより扱いやすくしたもの。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
また、アクション『あたたまる』が開放される。 拠点
-
キャンプファイア
- 土台に木々を組みあげて焚き火をより扱いやすくしたもの。設置した場所にて一部のレシピが開放される。
また、アクション『あたたまる』が開放される。 森林
-
解体台
- きちんとした台と斧を用意することで、解体に専念できるようにしたもの。
設置した場所にて一部のレシピが開放される。 拠点
-
大型蒸留器
- 大きな容器と安定した炎を用意することで、誰でも気軽に水の蒸留を行えるようにしたもの。
設置した場所で一部のレシピが開放される。 拠点
-
氷室
- 断熱性をもち熱を奪うもので敷き詰めたつめた~い空間。
設置した場所で一部のレシピが開放され、さらにアクション『すずむ』が使用可能になる。 拠点
-
ぴかぴかの洗い場
(元施設:洗面台)- 清潔な水と石鹸を用意した簡単な手洗い場。
設置場所にいるとき時間更新時の不調になる確率を下げる。(重複無効) 拠点
TEXT LIST
ぴよちゃんひょうりゅうき①(Eno.486) - 2023-07-09 22:00:07
ぴよちゃんひょうりゅうき②(Eno.486) - 2023-07-11 16:00:11
ぴよちゃんひょうりゅうき③(Eno.486) - 2023-07-12 22:00:13
【-どうでもいい話・1-】(Eno.502) - 2023-07-09 10:00:05
【-どうでもいい話・2-】(Eno.502) - 2023-07-09 16:00:07
【-どうでもよくない話-】(Eno.502) - 2023-07-09 22:00:07
【-どうでもいい話・3-】(Eno.502) - 2023-07-13 22:00:15
【-どうでもいい話・4-】(Eno.502) - 2023-07-14 16:00:16
【-どうでもよくない話・2-】(Eno.502) - 2023-07-20 16:00:26
【-どうでもいいはなし・5-】(Eno.502) - 2023-07-22 16:00:26
【-そのあとの話-】(Eno.502) - 2023-07-22 22:01:15
漂流日記 壱 (続)(Eno.543) - 2023-07-09 10:00:05
漂流日記 〜食べ物編2〜(Eno.543) - 2023-07-10 10:00:09
漂流日記 肆 〜荷物について〜(Eno.543) - 2023-07-19 16:00:28
「漂流日記」~ただいま~(Eno.543) - 2023-07-24 22:00:10
ナガサレました。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-08 22:01:20
どんぶらこ。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-09 04:00:05
でっかいひとと、あとたくさん。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-10 16:00:11
はらぺこ、ふらふら。 𑁊^. .^𑁊(Eno.598) - 2023-07-12 04:00:13
報告6(現在地について)(Eno.645) - 2023-07-12 10:00:19
2day-1 mao(Eno.727) - 2023-07-11 04:00:12
day2-2 mao(Eno.727) - 2023-07-12 22:00:18
day4-1 mao(Eno.727) - 2023-07-15 16:00:26
漂着者一覧
- Eno.344
-
- 雨ケ谷 縁
-
海上
-
賀茂先輩が過労で倒れていないか心配だ
-
- Eno.368
-
- 富士杜一斎
-
海上
-
- Eno.486
-
- セキ
-
海上
-
また会おうぜ!
-
- Eno.502
-
- 多比良 夜伴
-
砂浜
-
- Eno.512
-
- ジェームズ
-
拠点
-
- Eno.518
-
- キリガヤ
-
海上
-
「……ここ、どこ???????」
-
- Eno.543
-
- 八雲 渡
-
海上
-
「かえらなきゃ」
-
- Eno.559
-
- 笠居 実
-
海上
-
みんな元気でね~
-
- Eno.598
-
- 澪標
-
海上
-
𑁊^. .^𑁊
-
- Eno.604
-
- 加田住 奏
-
海上
-
生きた心地がする
-
- Eno.645
-
- ヴィクトル・トート
-
海上
-
さてと、……そろそろ帰るか。
-
- Eno.727
-
- 千影マオ
-
海上
-
おった。
-
- Eno.752
-
- 結喜護
-
海上
-
目が覚めると南国におった。何を言ってるかわからないが俺もわからん
-
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「おやおや、きみは鍋を持ってきた猫さんかな」
動物は好きだ。猫なで声…とまではいかないが優しい声音で猫を呼び寄せた。
「すまないね。餌は…君の体には良くない物しか持ってないんだ。
君も無事に帰りたかろう。おー ヨシヨシ」
そーっと頭の方に手を伸ばす
「……にゃ?」
通りすがりの猫が寄り付いてくる。
水汲みの往復も、一旦充分だろうという頃合。
背負子を漁る姿を見て、餌でも出てくるのかと思ったようだ。
「にゃにゃ? (かき、さん?)」
柿が出てくるのか、牡蠣が出てくるのか。
「…」
船の材料となるパーツを削っている。集中力と手先の器用さにはまあまあ自信があったようで、多方削り終えてしまったようだ。
「飽きた」
ヤスリをポイと投げ捨てると、背負子の中身を漁る。
「違うものが作りたい…垣さんのご機嫌取りになるようなモンとかね」
「にゃあ。」
褒められてどや顔。
一旦足を止めて見上げ、寄り付いてきたあなたに首を傾げて見上げる。
「にゃあにゃあ。(かえるまでが、さばいばる、です。いのち、だいじに。)」
生真面目に言うが、ねこの本能は袋のカサカサ音に抗えない。
音の出処を目で追い、とうやらくれるらしいと理解すれば。
「んぁ。」
あーん、と小さく尖った牙の覗く口を、大きく開けた。
「ああ、お疲れ様」
ここでの生活の中でいつの間にかアニキと呼ばれていたが、そんな呼び方に違和感も感じないほどの快活さが彼の笑顔には滲んでいる。
「確かに異様なほど早く完成しそうだが……。
まあ、ここで取れる資材は特殊だったしそういうこともあるのだろう。
……とは言え、新しくもう一隻作るほどの時間はあるまい」
やや上昇してきた海面を見て、急ぐ必要があることを実感しているようだ。
話題が本題へと移れば、作業の手を止めて神妙な顔をしたセキに向き直る。
「俺がいなくとも誰かしらが助けたとは思うが、感謝は受け取っておこう。
しかし、いいのか?
途中で沈没したり元の場所に帰ることが叶わなければこれが最後のよすがになるかもしれないが」
手のひらに乗せられた飴を取る前に一応聞いておく。
縁起でもないことを言っているが、後で後悔させるくらいならという男なりの配慮なのだろう。
──造船作業中の合間にて。
「ごくごくごく……ぷっはぁ!」
重労働で滝のように汗が流れだした体を水が潤してくれる。
ふうっと一息つければ、せっせこ水運びをしている黒猫を見やる。
「おう、黒ねこも頑張ってくれてるんだな!えらいえらい」
労いの言葉をかけながらあなたの近くへと寄り、片膝をつく。
「海でも助けてくれてさんきゅーな。おかげで命拾いできたぜ!
こんな状況じゃろくな礼もできねえんだけどよ……これやるよ」
そう言うと、ズボンのポケットから果物が印刷された小袋を取り出した。
漂流物ではなく赤髪の青年が元々持っていた既製品の飴のようだ。
「……ねこって飴くえんのか?
ま、オマエ人型にもなれるみてーだからいいっか!」
深くは考えない。心ばかりのささやかなお礼がしたいだけなのだ。
──造船作業中の合間にて。
きょろきょろと誰かを探しているように作業場をうろうろしている赤髪の青年。
「あ」
あなたの姿を発見すれば笑顔になり、タタッと小走りで近寄ってきた。
「キレー好きのあんちゃんみーっけ!
いっつも気づいたらいねーし、神出鬼没すぎるんだよなー」
なんでそんな気配ねーんだ?忍者なのか~?なんて言いながらズボンのポケットから何かを取り出し、はいっとあなたの目の前に差し出した。
「イカ焼き美味かった。それと海では助けてくれてありがとな!
オレ的に死ぬつもりはまったくなかったんだけどさ、マジであの時はヤバかったからあんちゃん達は命の恩人だ」
赤髪の青年の掌には果物が印刷された小袋がちょこんと乗っている。
「大したものじゃねーけど、感謝の気持ちってやつだ。貰ってくれ。
自然の甘味に比べたら劣りはすっけど、人工的な甘さも悪魔的に旨いよな!」
あなたが細工した飴に比べたら簡素なものではあるけれど、どうやら漂流物ではなく青年が元々持っていた既製品の飴のようだ。
密やかな夜の挨拶にはこんばんはと同じ挨拶を返して。
次いで示されたボトルに目を見開きます。
「わぁっ。アルコールじゃないですか~。」
ついにこの島は酒造の段階に? なんて一瞬よぎるものの、
それはどうやら違うようでした。
「えへへ。お酒は嗜む程度ですけどねぇ。
ご相伴にあずかっちゃってもいいんですかぁ?」
まさかこんな無人島で晩酌ができるなんて。
酒を飲むのはほどほどに好き。
人と飲むのはもっと好き。誘ってもらえたなら尚更です。
飲む前から気分が浮かれて、それが声色にも表れた自覚がありました。
「あ、そうだ。それならぼくも良いものが出せますよぉ。
少し前にピザを焼いたんです。」
チーズのみをトッピングしたシンプルなピザ。
きっと温めなおせば出来立てのように味わえるはずです。
ただ。あなたの用意したおつまみのラインナップに比べると、少しばかり重たいメニューであるのも確かで。
提案を取り下げることも考えに入れながらあなたの反応を窺うでしょう。
──造船作業中の合間にて。
「雨ケ谷のアニキ~おつかれさまーっす!」
赤髪の青年があなたの傍へと寄ってきた。
「やっぱみんなで作業してっと完成もすぐそーだな。
案外もっとでっけえ船も出来そうじゃね?
……と思っちまうけど、なんかもう潮の満ち方もやべー感じするから贅沢はいってられんねーか」
雑談を始めたけれど、声をかけた用事は他にあるようで……
「アニキには色々世話になっちまったな。
森でも海でも……マジで海ではあの世見えかけたから命の恩人だぜ!
オレの感謝の気持ちとして礼をしたいとこなんだけどさ、何すりゃいいかわかんなくてよ~…」
ごそごそとズボンのポケットに手をつっこんで引き抜くと、開かれた掌には果物が印刷された小袋がのっている。
「ひとまず今はこれ貰っておいてくれよ。
ここでも似たようなもんが作れはするけどさ、これは既製品だから味は保証するぞ!」
どうやら漂流物の拾い物ではななく青年が元々持っていた飴のようだ。
約束の儀式が済んで海に視線を向けると、太陽がもうすぐ顔を隠してしまいそうになっている。
あっと声を漏らし、とあることを思いだしたようだ。
「そだそだ、えーっと……」
持ってきていた手製の鞄の中をごそごそと漁り始めた。
「……ま、オレはウソつくつもりは毛頭ねえからいいっか」
様々な事に興味があるゆえに己の力量がどうであろうと安請け合いしてしまう傾向に強くあるけれど、本当に出来ない事は口にはしない。
「奏のほうこそ、うっかり約束忘れるどころかオレのことまで忘れんなよ!?
オレは会いに行くつったらマジで行くし、とことん遊びに付き合ってもらうからな!
へばらないようにしっかり食べて寝て体力つけておけよ!へへへ」
まだ小指が繋がったままであるならば、ぎゅうっとより力を込めて念押しをしたことだろう。
「おおおおまっ!?ばっかやろぉ~声でっかぁ~……」
耳がキーンとして頭がクラクラッとした。
多少離れたとはいえ、小指が繋がっているほどの距離からの大声と容赦なく上下に振られた腕は脳みそも揺れるほどの威力があったようだ。
「ハリセンボンって……えーと、あのトゲトゲの?
ムリムリ!人の身であんなの飲める気しねーっていうかそれもう拷問じゃん!?」
それだけ約束を交わす行為は重いことであり、指切りの儀式は大事なものなのだろう。
それを違えるということは、苦痛を伴う罰があってしかるべきとされても仕方がない……のかもしれない?
陽桜市に戻ったら遊園地に行ったり、水族館に行ったり。
買い物をして流行の最先端を一緒に楽しもう。
助けが欲しい時は遠慮なく呼ぶこと。
それに応える心意気は十分にあること。
会話の中で交わされた約束を互いの小指に込めてしっかりと結ぶ。
いつかの再会を願って──…
(また別の時間帯、休んでいる雨ケ谷の隣に音もなく現れ)
(口にクッキーをねじこもう)
(…として動きを止める)
(ねこから貰ったクッキーの最後の一枚だ)
(ひとつはねこに。ひとつは白い男に)
(もしかしたら自分が全く口にしないのは失礼かもしれない)
(ぱきん、と半分に割ると片方は自分の口に)
(半分を例の如く雨ケ谷の口にねじこんだ)
(うまい)
(満足したらさっさと立ち去って行った)
「……」
置かれた今までより食事感のある食料と、少し離れたところから聴こえる歌声の方へ視線を行き来させた。
もしかして特に隠すつもりはないのだろうか。
それならば何故こんなことをするのか尋ねてみてもいいかもしれない。
ほかほかとまだ湯気を立てている塩むすびを持ち上げる。
見覚えのあるきれいな形はやはり彼が作ったものだろう。
この間彼が全員へ振る舞っていたものとそっくりだった。
「歌は下手なんだな」
つぶやきが溢れる。ほんのり口元が笑っていたかもしれない。
雨ケ谷自身歌は下手だが、彼が下手なのは意外なように思えたのだ。
せっかく作りたてのようなので今日はこのままいただくことにしよう。
両手を合わせ、置かれていた食事を口にした。
どうやらもやしは一方的に物を貰うのをよしとしないらしい。
喫煙スペースにあったジュースをありがたく頂戴し、喉を潤す。
あまい。うまい。
雨ケ谷にするように匿名で…とも考えるが、多分それだと尚更怪しんで受け取りもしないだろう。
ならば本当にささやかな物ならどうだろうか。
紙とペンを拠点から持ち出し、ざかざかと何やら大雑把に書き殴る。
『ねこにもらった。多いからもやしにもお裾分けだ。食え。
──多比良』
「…読めりゃいいだろ。うん」
出来たメモを見て呻ったあと何とか自分を納得させ、小袋と共に近くの木にぶら下げた。
「うまいな…才能開花させちまったかもしんねえ」
まえむき。
「やっぱ犬とは違うか……ん?なんだこれ」
世話になっている家で飼われているでかい犬を思い出して『お手』をさせようとしたが、手に乗ったのはかわゆいおててではない。
何度か拾った事のあるクッキーの缶だ。
ステーキをはんぶんこしたあと、缶から出したクッキーのひとつは目の前のねこへ。
のこりは白い男と黒い男の元にいくかもしれない。
「にゃっこにゃここにゃこ、うにゃにゃんこ」
心なしか、真似するお歌が上達してる気がする……。
魅惑のステーキの香りは効果覿面、探し回るまでもなくしゅっと顔を見せただろう。
しかし、ねこは犬と違って、芸などしないのです。
『お手』と差し出された意味は理解した上で、まるい魅惑のカンカンをその手の上には載せておきました。
誰かとわけわけして食べるのにちょうど良さそう。
(いつの間にか食料が置かれている。最早見慣れて驚く事もないだろう)
(炊きたての白米を使ったシンプルな塩むすび)
(スパイスと香草を使って焼き上げた鳥肉)
(どちらもなかなかの出来栄え)
(ささやかではあるが、連日の肉体労働を労うような食事だ)
(機嫌が良かったのか食事を置いた者は立ち去って少し離れてから、音程が少々狂った『おにぎりが転がっていく歌』を口ずさんでいる)
(貴方の耳にも届いたかもしれない)
「ねっこねここねこけだまのこ」
チッチッチッチッと舌を鳴らして、おきまりのねこ探し。
罠にかかった大物のステーキはいい香りがするのできっとねこの鼻にも届くだろう。
姿を見せたら食べる前に撫で回し、『お手』を覚えさせようとしたりしたかもしれない。
これは6日目の夜のこと。
拠点のどこかにいるだろう貴方を見つけ、声を潜めて呼びかける。
「こんばんは。
……笠居さん、洋酒はお好きですか?」
白衣のポケットからラム酒のボトルをちらりと見せる。
漂着船からくすねてきたものだ。
本当は記帳もせず一人で飲むつもりだったのだが、
月を見ていたら嬉しそうに分かち合おうとするいつかの顔が浮かんだものだから。
普段は自分の物を他人に分け与える気などない男でも
たまには"喜び"を共有する姿勢に倣ってみようと思った。
今日は何故だかそんな気分だった。
「少しですが木の実や果物など、合いそうなものも用意しました。
どうでしょう、酒が苦手でなければ……」
外でゆっくり月見酒でも。今夜は良い月が出ているから。
「おわ!?あんちゃんオレにこれくれるのか?
うまそぉ~~~~!!さんきゅー!へへへ」
イカ焼きを受け取り小躍りしている。
どうやら何処かで読んだ本によると『靴は食える』とのことだったと思い出し、長靴も食べれるのか?と偏った知識を試したようだ。
結果、『ゴムの靴は食べられない』と学んだようだ。
ありがとう頂きます。