Ino.23 未来への憧れ島
R18つけるレベルではないけれど、少し不穏な島
STATS
12人 / 人数
カジュアル / 難易度
ラージ / 広さ
OVERVIEW
そんな方の為のシマ!
不穏設定は必須ではないです。
「しても良いよ」というだけ!
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「………」
「これでいいかな」
いつかペンを滑らせていた紙をその場におもしの石と花を置くと、魔法を口にした。
「長距離帰還魔法」
「……船長殿」
そんな様子を見ていた、怪人。
「あまり根を詰め過ぎると、良くないぞ。
船頭が倒れて再遭難なんて日には、目も当てられない」
「気が抜けて、ふとした拍子にぶり返す……なんて事もあるからな」
とは言え、懸念点は言う程無いのだが。
何はともあれ、甲板部に戻る事だろう。
気付けば夜。
眠気を感じて、少女は船室へ消える。
目が覚めた時、
僕はまだ“僕”で居られますか?
“もうひとり”の気配はいつからか、
眠ったままになっていた。
「ーーーああ、そうだな」
いつもの笑顔を向けて、同意して。
そこに、先程の黄金色の青年はもう居なくて。
「いつの間にか日も落ちてるし……みんな冷えたりしてないといいんだけどな」
それでいいんだ。
ここに居たのは、勇者なのだから
「……ああ、分かった」
そう言う事にしておこう。
彼は間違いなく、戯れるつもり等なく亡霊を装うために、自ら亡霊となった者なのだ。
その事実を知る者は、己一人だけでいい。他の者達には、荷が重すぎる。
「……では、そろそろ戻るか。
皆が気付き始めるかも知れない」
「まあ……そんな訳だ。」
「ディータ・ベルンシュタインなどという屑など居ない。」
「あの島にいて、この船に乗ったのは」
「エルディス・エアリアルという勇者だ。」
俺のことなど、忘れてくれ、と。
「存在変換魔法」と口にすれば、髪はみるみる琥珀色の癖毛になっていくだろう。
「そして勇者達は伝説として語り継がれ、いずれ神話になる……か。
為政者の立場にしがみつくには、良い方便と言う訳か……
にしても……事を為して尚、消えない禍根……か。
元は為政者の怯懦が原因とは言え……
誰一人として報われない世の中、か……」
その声は、中立の立場が多い彼にしては、珍しく悲しげな声をしていたかも知れない。
「あくまで"王"ではなく、"勇者一行"に屑共からの矛先は向いたけどな」
民ではなく、王や大司祭といったものたちから。
だから勇者は、今でも事実の御伽噺として広がっている。
「消えない。既に試した」
「……流石に、王子……今の王や、代替わりした司祭まで手をかける気は無いがな。」
つまり、とうに王や大司祭は
「……成程な。
しかし、仔細は違えど……シィリヤの国にも似た状況……か」
獅子身中の虫、と言う意味で。
思考がまともな内に、皆には何も言わずに別れるつもりだった。
勇者と共にあった日々が、他の人々に在れば、それは良し。
しかし、それを自らの手で葬る羽目になるかも知れない。
それだけは、絶対に避けたかった。
つまりは、そう言う事なのだろう。
言葉にはしないが。
「……ちなみに。最後の質問になるが……
その呪いは、元凶を全て絶てば……消えるのか?」
「ああ。正常な思考はいつぶりだか分からんが……少なくとも、あの島では正常で居られた。」
まあ、勇者を名乗ってしまったからそのまま貫いていたけど。
「だが、おそらく」
「俺は間違いなく、2人だけでなく……それこそ、オルドやニーディアまでも歪みと断じることになる」
「……だから、その前にこの船から去るつもりだ。」
「……世界に近づくほど、俺は歪みを許せなくなるだろう」
「例え、仲間だとしても。」
「………おそらく、俺にかけられた呪いは思考や精神に関するものだ。」
「島で目を覚ました時、インライや貴様を魔物と言ったこと、覚えているか?」
「そうか……」
滅私奉公……とは違うのだろうが。
ここまで来れば、狂信の域にもあるのだろう。
「……構わない。良ければ言ってくれ」
無論、他言はしない。それは言外に。



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