Ino.3 雨水を安全に飲むためにはまず沸島
未知の大きな島です。
STATS
21人 / 人数
サバイバル / 難易度
ラージ / 広さ
OVERVIEW
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
……、
(別れの挨拶? こちらには、何もできぬまま。
また会えたとして。また触れたとして。
それは「あなた」でしょうか)
「……その去り方は想定外なのですが」
誰もが、何らかの形で上陸するものだと思っていた。
帽子は流れ、船は進み。そうして少しずつ距離が開いて。
去り方は自由であり、それを止める権利もないが……去り際に聞こえた一言がどうしても気になって仕方がない。これでも一作家として、登場人物を名乗る存在に思うところはあるのだ。
「仮に私が書いても……あなたではないのでね」
物語の行く先は、書き手のみぞ知る。
おっと、遅かったか。
……ひとつ、確認しそびれたな。
(概念が具現化した存在。あるいは、大元となる存在の分霊。元となったものに還ったあと、再度生み出されたときに――記憶は、自我は、引き継がれるのか)
(「自分は失敗だ」という言葉から判断すると、引き継がれることはないのだろう)
「別れの挨拶とかするものなのかなぁ。小生物共素振りすら見せなかったから習うべき?まあ、あれらより喋れる方だし勝手にでもすべきか」
「別れと言っても、俺は物語の姿見。その中でも英雄譚の勇者サマなもので。大体の世界にはあるだろそれっぽいの。その中に俺は居る。どれに居るとかじゃなくって、そのどれもが俺を大なり小なり構成するものだ」
「まあ、それに多分またどっかの世界に行くんだろうし。俺」
だって答えを見つけてないからなぁと笑う。
「繰り返せ 繰り返せ nを増やせ」
「おっとこれはお前らには関係なかった。まあそんな訳で、俺はお前らと共にある。人生に幸あらんことを。夢見る心を忘れんことを。都合の悪い現実は吐き捨てる程あるが、都合の良い夢はいくらでもある事を俺という存在で感じんことを」
「あ、でも、俺どっちかというと失敗だ
そしてそのまま船首に向かう。
「いやまあ」
「本音と致しましては全員分見届けてからが良いんだが、まあ航路というのは厄介なもので」
「多分この辺だろ。俺のかえる場所」
広がるのは、ひろいひろいあおいあおい海。
サメの卵を食べる、みたいな話は聞いたことある。卵も結構大きいみたいだぜ。
打ち上げられてたり銛で獲ったりしたサメ、捌いたときに一緒に卵も食べてたりして
「卵は動かなくても、親いたらアウトだもんな……」
「陸の生き物的にも海のデカい卵は危険か単純に美味しくないか見付けてないかで調理法も無さそうなのかなぁ」
デカい魚卵の漬け。あったら食べてみたくはあるが。